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木製雨戸の困りごと

更新日:2020年4月12日

古民家の縁側には木製の雨戸があると思います。 おじいちゃん家に行ったとき、

雨戸を閉めた経験のある方も多いと思います。

その時、開け閉めは簡単だったでしょうか? 結構難しくなかったですか? 開け閉めにもコツがあり、それを知らないでやろうとすると 結構大変💦力ずくで引っ張りだしたりすることもあると思います。

その結果敷居を痛めたり、レールが外れたりと、余計にひどくなることもあります。

中には鴨居が垂れて雨戸が動かなかったり、途中で止まったりする場合もあります

新築で木製雨戸を採用した場合も、コツをつかむまでは結構大変です。

大工なら閉めれるのに自分たちがやると、めちゃくちゃ閉めにくい(-_-;)

なんてこともよくあります。その時の原因をまとめてみました。

汚いスケッチですが💦

①と②は木製雨戸の標準的な納まりです

③~⑤の*1~3が主な原因だと考えます。

このことを把握して開け閉めすると少しマシになるはずです。

あと、扉厚の真ん中に戸車があるので、レールが中心に来るように

引っ張り出すと、戸車の脱輪などもわかるようになると思います。


*4に関しては建具屋もしくは大工に修理依頼が必要です。


余談ですが ⑥ について

古民家などでは「戸出し口」という小さい窓を取っていたのですが、

現在の建築では、断熱性や意匠性が落ちるので、

あまり採用されないのですが、あるのとないのでは大違い

これがあると複数枚ある雨戸の場合でも

戸袋内に手を突っ込めるので、力も入りやすく開閉がスムーズです。

昔の人の生活の知恵はやっぱり凄いですね。

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