皆様、こんばんは
今日は屋根の材料選定についてのお話し、
屋根葺き材として代表的なものは
①瓦
②スレート(カラーベスト)
③アスファルトシングル
④金属(ガルバリウム鋼板など)
⑤樹脂繊維セメント瓦
⑥その他
などが挙げられます。
では、それぞれのメリットデメリットを挙げたいと思います。、
①瓦、(淡路、石州、三州が三大産地)
陶器製品と同じようなもの、粘土を成形して焼いたもの
お寺やお城など古くから使われています。
最近はいろんな形の瓦がありますので
好みの外観に合わすことも可能です 寿命40年~50年以上
メリット 一番長持ちする
遮音性が高い
断熱性が高い
色の劣化なし(いぶし瓦は経年変化あり)
再塗装不要
結露しにくい
風でとびにくい
デメリット 凍って割れるものもある
初期費用が高い(平板瓦は比較的安価)
重い(地震に弱いわけではない)
②スレート
屋根材です。スレートに着色しているため
色は豊富で外観を合わせやすい、寿命15年~30年
メリット シンプルなデザイン
安い
軽い
加工しやすい
外観に合わせた豊富な色揃い
デメリット 割れやすい
再塗装必要15年~20年
結露対策必要
③アスファルトシングル
防水紙の表面に小さな石を吹き付けたもの
アメリカでは定番の屋根材です。寿命10年~30年
メリット 柔らかい素材なので割れない
錆びない
防水性が高い
遮音性が高い
DIYなどで扱いやすい
色の種類も豊富
デメリット 台風などの強風でめくれることがある
表面の小石が取れやすい
夏場など高温時は柔らかくなりすぎる
メンテなどで登ると足形が付くことも
カビやコケが発生しやすい
④金属
ガルバリウム鋼板などでよく知られている、
瓦棒葺き たてはぜ葺き 平葺きなど
葺き方も色も種類が豊富です。寿命15年~30年
メリット 軽い
防水性が高い
加工がしやすい
比較的安め
意匠性の高い外観が可能
ゆるい勾配でも施工可能
色も豊富
デメリット 雨音が響きやすい
夏は暑い 断熱対策必要
結露しやすい 通気層必要
錆びる
キズ・ヘコミができやすい
再塗装必要 15年~20年
⑤樹脂繊維系セメント瓦
瓦とスレートのいい所をあわせた性能
見た目は瓦で瓦の半分くらい軽いというのが売りです。
メリット 軽い
割れにくい
断熱性能が高い
デメリット かなり高い
再塗装必要 20年~30年
新素材なので実績が少ない
⑥その他
草屋根なんてものもありますね
めっちゃかっこいいですが、それなりの覚悟も必要⁉
メリット 目に優しく
自然を感じられる
断熱・遮熱効果が高い
季節の花を植えられる
雨音は気付かない
デメリット かなり高い
かなり重い
防水やり替え必要 20年~30年
土の載せ替え
植物が根を張り出すと雨漏りの心配もある
とそれぞれのメリットデメリットを挙げましたが、
皆さんが思っている以上に
日本は建築物にとって非常に過酷な地域であるということ
地震・台風・北海道から沖縄までの緯度の差・
夏は高温多湿 梅雨・塩害 など
様々な角度から建築物に影響を与えます。
なので屋根材は慎重に選ぶ必要があります。
当社では、抜群のコストパフォーマンスと性能を重視し
瓦を推奨しています。もちろん淡路産瓦を(^▽^)/
皆さんも屋根材選びは慎重に、
メンテナンスを含めた長期的な目線で考えてみてください。
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