皆様こんばんは、 連日の大雨で各地に甚大な被害が出ています。 被災された方々に心からお見舞い申し上げます。
年々脅威を増す自然の驚異というものを
一人一人が認識を改めないといけない時期に
来ているのではないでしょうか?
危険な時は避難する、命を守る行動を 第一に考えないといけません。
全国各地でどこで災害が発生してもおかしくない 地震、台風、竜巻、火山、ゲリラ豪雨 など 日本の国土は世界の2%ですが 世界の大災害の20%は日本で起こっていると言われています。
今回のような水害にあったとき まず何から手を付ければいいのかまとめてみました。
①被害状況を写真に撮る
被害の様子がわかるもの 外観の4方向、浸水の深さが分かるもの 室内の状況など
これは、罹災証明や保険手続きに必要になります。
②施工会社、賃貸なら大家さん、保険会社などに連絡
家が浸水したことや深さなど伝える 火災保険や共済に加入しているときは その担当者に連絡する
電話が殺到していて連絡はつきにくいので、根気よく。
③罹災証明書の発行を受ける
役者などに申請して被害調査をしてもらい発行される 公的な支援を受ける際に必要になります。
特に1番目の写真は忘れてしまう場合が多いと思いますが 余裕があれば、撮っておいた方が手続きなどスムーズです。 2番3番は今回のように被害が広いと なかなか進まないかもしれません 各自治体の対応を聞いて動くのが良いと思います。
浸水被害の片づけポイント
①電気のブレーカー 避難時に切っておく事、
水害の後はどこかで
漏電の可能性があります。
ブレーカーを入れる前に
電気工事店、電力会社などに相談する
②水道 復旧直後は水が汚れているので、しばらく流しておく
井戸水は飲まない
トイレや給湯器はある程度水がきれいになってから
使用する、砂や異物が混入すると壊れやすい
浄化槽なども点検したほうが良いです。
③ガス
特にプロパンガスのボンベなど、
ガス業者に点検してもらう
④濡れてしまった家具や家電を片付ける
ゴミ捨てのルールは普段と異なり 各自治体のチラシや災害無線などで伝えられます。 正しい情報を得るようにしましょう ボランティアや近隣の方にお手伝いお願いする *畳やじゅうたん・布団、衣類、 木製の棚などは乾いたようでも、 あとからカビが発生しやすいので再利用が難しい *家電・エアコンの室外機などは、しっかりと乾かせば 使える可能性があります。(電源は入れない) *襖や障子は乾かして、貼りかえれば 使える可能性があります。 *食器類塩素系漂白剤で消毒すれば使えます。 *汚れたお札は新しいものに変えてもらうことが出来ます。 *通帳や印鑑がなくても便宜的に支払いに応じてくれる こともありますので、金融機関に相談する。 *スマホなどは電源を切りSIM・SDカードを外し乾かす。
浸水してから水位が引きだしたとき、 水が使えるようであれば、ホースを使って 掃き出しや玄関に向かって床の泥を外に出せれば、 あとの掃除が少し楽になります
かたずけは、思うように進まないことが多く 疲れもたまってくるので、 出来るところから慌てずに行いましょう。
それから、作業の後はうがいや手の消毒など忘れずに
床上浸水の場合、 水が引いてしまうと、一見被害がなさそうに見えますが、 壁の中も水が入っています。
土壁の家の和室 水が浸かったところまで壁が落ち 竹が見えていると思います。 木に付いた泥を取り除き乾燥させます 乾燥後左官屋さんに 荒壁を塗りなおしてもらう 見た目の被害は大きそうですが 修理は一番しやすいかもです。
土壁の家の洋室 水が浸かったところまで 土壁が落ちているので 仕上げ材の裏側に濡れた土が 堆積しています。 この状態ではカビが大量発生 (臭いもすごいことに)しますので 浸かった高さより少し上まで壁を剥がし 堆積している土壁を取り除きます。 よく乾燥させます。
断熱材が入っている家 この場合も断熱材が水を吸っているので 断熱材を取り除くのがベストです。 特に繊維系断熱材・セルロースなど
表面的な汚れは床・壁・天井共に 消毒用のエタノールをスプレーでかけ、 ぞうきんでふき取ります。換気をよくする。
浸水してくる水は下水の逆流なども混ざり不衛生です。 出来るだけ泥は取り除き、
カビの発生を抑え乾燥させることが一番大事です。
何かのお役に立てばと思い昨年の記事をまとめてみました。
淡路島でも15年前、水害が起こり、 その時の恐怖と後処理の大変さは、 思い出すだけでも心が痛くなります。
今回被災された方々も本当に大変だと思います、 一日も早い復旧と、 これ以上被害が拡大しないよう心からお祈り申し上げます。
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