今年は各地で大雨をもたらした梅雨が、やっと明けました。
いきなり夏がやってきたという感じですね。
今日は、総合建築植田の家に住んでいる、山崎からお届けします。
2005年7月に入居し、この夏15年目を迎えました。
当時の上棟はこんな感じです。
家が出来上がってしまったら見えなくなる柱の材の太さは、弊社は4寸(12cm角)を使用しています。ちょうど近所で建設していたハウスメーカーの柱と比べるとかなりしっかりしているなぁという印象でした。やはり丈夫な家づくりのためになります。
中でも圧巻は、1尺(30cm角)の大黒柱です。吹き抜けのリビングにいまもどっしり鎮座しています。
私たちは、色々考え、大工さんによる「手刻み」を選びました。
とてもいい選択だったと今でも思います。
日本の建築技術、大工さんの技を知ることが出来たところも大きいです。
先月の「大工の仕事見学会~手刻み編~」は、こうした体験に基づいて生まれた企画になります。
住んでいた場所が近かったのと、毎日お茶の用意をしなくちゃいけないと思い込んでいて、
ほぼ毎日子連れで行っていたことを思い出します。
荒を捜しに行ってたのではないので、気にされなかったのだと思いますが、
弊社の大工さんは、ちょくちょく見に行っても嫌な顔をされた記憶はなく、
かえってとても気さくに対応してくれ、安心してお任せできました。
出来上がってくると、予定していなかったところに飾り棚が欲しくなって、現場で相談したことも。
階段横に2カ所、かわいいニッチをつけてもらえることになりました。 ※このニッチの話は別の機会に^^
大工さんと懇意になることで、こんないいこともあるんです。
それも、職人が建てる家ならではの「あるある」的な感じです。
設計段階では見えてこなかったことが、家が出来上がるにつれて「ここをもっとこうしたい」と出てくるもの。大幅な変更はさすがに無理ですが、私のようにニッチや棚をつけてもらう程度なら、相談は可能です。(状況や設計により無理な場合があります)
建設中の2004年は淡路島に台風が直撃し、島内で死者が出るほどの被害があった年でした。
数カ月、工事は中断して、職人さんたちはみんな被害に遭われたお宅の方へ。
約2~3か月だったような記憶ですが、待つ代わりに「全室漆喰を塗ってほしい」とお願いし希望通り、家まるごと「木と漆喰の家」が誕生したのでした。
総合建築植田の新築で全室丸ごと漆喰を塗ったのは、我が家が初めてだったと思います。
我が家をきっかけに、漆喰を一般の住宅に塗る技術をさらに高め、ニーズにお応えできるようになりました。
職人さんが、うちの家族のために建ててくれた「木と漆喰の家」、入居してしばらくは、子供たちとリビングの床に寝っ転がって天井の梁と、漆喰の壁を見るたびに、夢のようでした(笑)
(そのあとほどなくして、大黒柱と玄関の式台に子供がボールペンでダイナミックな落書きして現実に引き戻されたのですが・・・)
「木と漆喰の家」に少しでもピンときたら、是非お気軽にご相談ください。
安心して家づくりをしたい、木にこだわりたい、壁は漆喰や土壁がいいと思っているなら、総合建築植田を候補の一つにいれてください。
「暮らし手」の私も、実体験をお話しできます。
現在は完成見学会は行っていませんが、住まい手のお宅にお連れすることは可能です。
ウェブサイトで木と漆喰の家 https://www.skueta.com/works-house
暮らし手のこえ
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それでは、今日はこのぐらいで、また次回、楽しみにしていただけると嬉しいです!
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